こんにちは。
お子様の将来についてお悩みがありますか?
子供に幸せな人生を送って欲しい。子供を愛する親の願い。
でもその気持ちとは裏腹な言動で接してしまうことも多々ありますよね。
子供の年齢があがってくればくるほど問題や悩みは複雑になってくると感じます。
この記事を書いている人はこんな人
小1&小6の母
勉強への苦手意識が長い間コンプレックスだった。
数年前まで、厳しい教育ママ。
現在「楽しく学ぶ」「個性を活かす」を心がけた家庭教育シフト。
✔高学年はどんな事に気をつけて育てたらよいの?
✔いろいろ試すけれど、なんだか上手くいかない。
✔間違った教育方法なのではないかと不安になる。
✔子供が高学年になり接し方が難しいと感じることが増えた。
そんな方におすすめな本です。
14歳という年齢は「小学生気分がすっかり抜け落ちて大人として自分自身の人生を歩みだす時期」
14歳には大きな可能性がある。育てる楽しみや喜びを全面に出して可能性を伸ばしてあげてほしい。
子供の人生が決まると言われている14歳に向けて親が知っておくべきこと、今からできる準備(小学生のうちからしておけること)など、社会へ出でいく子どもたちの為に親だからこそできることが具体的に書かれています。
私はこの本を読んで最初に思ったこと。
・新しい視点を持つことができて考え方の幅が広がった。
・今の子供達の様子をもっとよく観察したい。
実践してみて、私自身の行動がほんの少しでも変わると子供にもダイレクトに伝わっていると感じました。もちろん書いてあること全てに共感できるわけではありませんが、子育てや教育において欠かせない本質的な考え方と具体的な方法が分かりやすく書いてあり、参考になりました。
小1男子と小6女子の親として、読んで良かった本のひとつです。
なぜ14歳は運命の分岐点なのか
「自分が何をやったら良いのか分からない」「自分の才能が分からない」大人が多いという現実
・我が子の様子をよく観察し、才能の片鱗を見つけてあげることが結果的に子供の為になる。
・「14歳は運命の分岐点」とは14歳という1年で決まるということではなく、14歳までに決まるということ。
✔親ができるだけ早い段階で「我が子の能力を伸ばさなければ」と気づいていたら適材適所に収まることができる。
✔我が子の才能を見抜くために14年間もあるということ。
親が自分自身をよく理解し、イキイキと働いている姿を見せ続けていくことだけでも質の良い子育てになり得ると思いました。
これからの子どもたちは、どんな力を身に着けたら良いのでしょうか。
これからは「聴く」「話す」ことのできる大人になるべき
・聴く能力があるからかしっかり話すことができる。
・話術は中学生からスタートしないと、論理的に話せなくなる。
・コミュニケーション能力を伸ばそう。
✔社会に出てから話術を身に着けようとしても遅すぎる。
✔最近の大学では教授の講義を聞くより、学生同士のセッションや論争を戦わす時間が増えている。
AIの普及により、社会生活においてコミュニケーション能力がもっともっと必要になってくるのは間違いないでしょう。親子の会話の重要性を感じます。
そのために親は何ができるのでしょう。
子供のキャラをじっくり見よう
・今だに、より有名な会社 有名な大学へ入るために教育にお金と時間を投じる。
・視野の狭さを指摘。親は、現状の把握と将来の状況を予測することが必要。
・勉強よりも遊びが大事な時代が来るのかもしれない。
我が子を見ていれば、成長産業がわかるはず。
古い観念の親の指導より、未来型の子供のキャラを大切にした方がよっぽど子供のためになるだろう。
親の視野を広げる必要がある。
我が子が何に向いているかを調べる方法
・中学校での様子を見れば、およそどういう職業に向いているかわかる。
・これからは全地球型の職業が成功するとも言われている。
✔手を動かすタイプは創作性の強い仕事にむく。
✔足を動かすタイプは、何事にも成功の確率が高い。人の嫌がる職種では競争相手も少ない。
✔我慢強いようなら、成功の確率がとても高い。
✔口を動かすタイプは、話し上手。外国語をどんどん話せるようにすると良い。
親は、子供の将来に責任がある
少々プレッシャーを受ける言葉ではありますが、この「責任」とはいったいどんなものなのでしょうか。親としてどんな行動が必要になってくるのでしょうか。
子離れは早いほうがいい
・とにかく我慢を教える。
・中学生になったら挨拶、笑顔、お願い、お断り、お礼の仕方 をしっかりと身につける。
・式や行事についてくる親に対しては、本人が自分から断らないといけない。
✔子供が子離れできないのは、大人が子離れできていないからではないか。
✔常識やマナーよりも前に身につけておかないと運気が下がる3つのこと。「大きな声を出さない、泣かない」「他人を叩いたり、暴力を振るわない」「我慢する」
✔中学生になったら「挨拶、笑顔、お願い、お断り、お礼の仕方」も。
家族構成や、家にいる時間が長ければその分意識する必要がありそうです。
我が家の娘は何でもよく「一緒にやろう♪」「一緒に行こう♪」と私を誘います。私はあまりベタベタするのが好きではないので断ることもありますが、私が子離れできていないからなのか、娘の性格なのか。判断が難しいようにも思います。
人生訓をもつ父母の子はよく育つ
・子供は誰に言われなくても親を尊敬している。
・幼い頃の母親の存在、言動は特に大事。
・「母は育てる 父は教える。」
✔14歳までに得た人生訓は、その後の人生に大きく影響する。
✔我が子の運命は親が握っていると言っても過言ではない。
こういった話は、「あなたにはこんな失敗をしてほしくないからこうしなさいと言っているのよ。」といったような押し付けではなく、単なる私の経験談。
この経験を振り返って私が今どう思っているかを話しているだけ。この話を子供がどう受けとるか。
ということなんだと思いました。
他人の運をもらえる子に育てる
・良い習慣は周りから運をもらいやすくなる。
・自我が出てくる前に良い行いを習慣化しておく。
✔家庭教育はなるべく小さいうちからスタートするにかぎる。
✔良い習慣づくりにおいて、「親のあり方」が大事になってくる。
✔他人の運をもらえる時期はマチマチ。
何でもいいから「1番」のものをつくらせる
・ニッチで良いから何かの分野で1番を多く持たせる。
・やめなさいと絶対に言わない。
✔勉強そのものが評価される機会などそうあるものではない。
✔社会に出てから何がプラスになるかわからない。
✔何がトクになるかわからない。
運命はこう変化していく
ちょっと変わった視点「運命や宿命」ついても書かれていました。
私個人としては、絶対に変えられない運命や宿命はあると思っていますが、スピリチュアル的なことは正直良くわかりません。でも否定的には考えていません。
・運命には法則があり、その通りに従う必要もあるのだという事も教えておかなければならない。
・占いやスピリチュアルを頭から否定的に捉えることもまた運命を左右する。
・個体運を無視している親が多い。
・顔の形、耳の位置、手の形などからも性格が分かり、将来を探る手立てとなる。
・付き合っていく人たちから運を借りたりもらったりしながら増やしていく。
と、様々な視点で書かれています。
我が子が伸びていくには?
・子供の個性によっては、「がんばれ」より「気楽にやるのよ」
・愛嬌のある子に育てるには親こそ愛嬌を
・サービス精神は社会に出てからは身につかない
・親は言行一致 子に言う言葉は同時に親も実行
・子供にとって必要な情報を与えてくれる人を探すべく人脈を広げよう
でも最近になって、勉強を「がんばれ」と言わなかった親にとても感謝しています。
気がつけば、私は本当に良い人達に囲まれてここまで来ました。
学生時代は友人たちに、職場では同期や後輩方に、結婚して子供が生まれてからは夫や子どもたちに助けてもらいながらここまでやってこれました。
これは周りから運をもらえる子に育ててくれた親のおかげだと思えてなりません。
どんな環境でも順応し、信頼関係を築いていける人間であることのありがたさ。
この本を読んで気付かされました。
来るべき時代を知っておく
・子供にも時代を先取りする力をつけさせよう
・子供の夢が実現に向かうために、親は4つの質問を使いこなそう
・積極的に一人暮しをさせて早く大人の仲間入りをさせよう
・お金について教えよう
✔人間関係 物品関係 IT関係 この3種類の仕事を意識し大事にしなかった為に、途中で挫折する人が非常に多いことを知っておくこと。
✔遊びが仕事になることは100%間違いない。
✔子供の夢が実現に向かうために「何がしたい?」から「その為にはどうしたらいい?」まで聞こう。
これで運命は最高になる
✔人の意見を聴ける子に育てる
✔共同解決力か単独解決力か見極める
✔少年少女の運命は誰と知り合うかで決まる
✔他人から応援される子に育てる
✔何でも良いから我が子の伝説を作る
✔メンターを見つけてあげよう
✔可愛い子には旅をさせよ
✔良い習慣で運を引き寄せる大人に
✔性格を知って天職を見つける
最後に
子供が学校へ通うようになると、どうしても学習面や成績に気を取られがちになりませんか?
私がそうでした。
娘には可哀想なことをしたなーと思うこともあります。
でも親子の良いところは、いつからでもやり直せるということ。
たくさんの試行錯誤を経て、今では以前とは比べ物にならないほど安心感を持って子育てができています。
結果的に学習面も安定してきます。
親の知識不足・勉強不足は考えものです。情報を入れすぎて混乱するのも困りごとですが、ひとつ確信していることは「子供の個性を見極めて個性のままに育てる」ここだけは抜きにできないということです。
これを無視した子育てをしていくといつか必ず無理がくる。
私は、無理がくるまで気付けませんでした。
勉強がメインとなる学生生活では、成績は確かに付きまといます。
私自身、学校では決して成績の良い方ではなく随分と苦労しました。
しかし最近になって知ったのですが、私の両親は「生きるチカラ」を重視していたそうです。
社会に出て家族を持った今、身にしみて感じています。生きるチカラは大人になってから身につけるのは容易ではない。
どんな環境に身をおいてもそれなりに適応できることがいかに生きやすくしてくれているか。
勉強に苦手意識を持ったまま過ごした学生時代に後悔がないとは言えませんが、その程度といえばその程度です。
学力はあったに越したことはない。でも、なくてもさほど困らない。これからはもっとそうなるでしょう。我々の子どもたちが社会へ出てゆくその時代には、もっともっと生きるチカラが問われる。改めて感じています。
家庭の環境作りを何よりも重視したいと努力を注いでいる理由は、まさにこれに尽きます。
今回ご紹介した書籍は、来年中学生になる娘と小1息子の親として読んでおいて良かった!っと思える1冊でした。
社会へ出ていく子供がたくましく、自分の活かし方を見つけながら歩んでいける。そんな準備をしてあげられる親でありたいですね!
コメント