永遠のテーマ【家事】
- 家事ってどこからどこまで?
- 家事育児はやっぱりママがメイン?
- 夫(パパ)の役割って何?
日々家事をこなしながら子育てをする中で湧いてくる疑問。
ありませんか?
今回は少々言葉を選ばないといけないかな?と思いつつも、やっぱり消しされない疑問をぶつけつつ、
私が出会ってよかったと思える本をご紹介しようと思います。
まずは子育てがスタートしてから一番最初にぶつかった壁。
子供ができてから、それまで勤めていた職場を退職。
一日中家にいてふとある疑問が湧いてきた。
家事ってどこまでやったらいいの?
どこまでやったら終わり?
しばらく経って「終わりはない」ってことには気づくのですが、
じゃあ、自分で終わりを決めないと終わりは来ない?
どうなったら終わりなのか。
ひとまず出した答えは、「満足」 でした。
とりあえずやらなきゃ!ってことをやっているうちに、あっという間に上の子のお迎え〜ってなって。お仕事してるママってこの時間働いているんですよね。私って要領が悪いのかな、、って落ち込んだりします。
わかります。一生懸命やってるのに、時間かかったわりにそんなに片付いていない時なんて…ガックシ…でした。
例えば食後に「食器を洗うという」家事をするとします。
A, 食器を洗い終わって満足する人。
B, 洗った食器を拭き終わって満足する人。
C, 食器をしまって尚かつ排水口の掃除、シンクの水滴を拭いて満足する人。
どこで満足するか。
私はというと、ダントツ C でした。
私は、 B かなあ。人それぞれ違うんですね。
そうですね。でも、自分の満足できるところまでやれたらいいですけど、子供がいるとそうはいかないですよね。
そもそも、ひとりでできることには限界があります。
あれもこれも全部一人でやろうとしていたらそのうちパンクします。
で、ある時ふと思ったのです。
「やるべき家事」って誰が決めたの?
あーーー、また今日も食器を洗わずに寝落ちてしまった。。。
。。。って。それって駄目なことなの?
朝洗ったら駄目なの?
駄目って思っているのは私自身だったことに気がついてしまったのです。
子供が小さい頃は寝かしつけながら一緒に寝てしまうことなんてざらでした。
帰宅の遅い夫の為に起きて、、なんてほぼできませんでした。
それでも、夫から直接何か言われたことはありません。(ありがたいことです。)
なのになぜか、罪悪感で押しつぶされそうになていました。
「家事がこうあるべき」みたいな刷り込みにも似た何かがあるように思えてきたのです。
そんな中出会った本3選をご紹介します!
家事のし過ぎが日本を滅ぼす
強烈な題名ですよね。
いや、滅ぼしはしないでしょ。
、、、でも読んでみると 確かに!がたくさん。
これは意外に読んでよかった。
とにかく日本には、良くも悪くも「家事を丁寧にすることが良い」が根付いている。
時代が移り変わり家庭環境も地域との関わりも変化する中、求められる家事の量が変わらない。
普通に考えてアリエナイ。
でも、自分の親が当たり前にしてくれていたこと 親に言われてやってきたこと。
それを一生懸命にこなそうとする。
ママが大変になる→ストレスを抱える→家庭環境に影響→子供に影響
そんな子供達が大人になる。
確かに深刻かもしれない。
少し前には「イクメン」なる謎な枠の登場
今では家事代行の企業も数多く出てきましたね。
必要性があるからなのかもしれないけれど、
そもそも国民性から考えて「夫が育休とるの?」「他人に家事をやってもらうなんて」
ってどこかで思ってしまうのが、まだまだ現実だろうと思います。
そんなに簡単には変われない。
この本にはこんな事が書かれていました。
- 世界と比較して、夫の家事参加率日本はダントツ最下位(OECE:経済協力開発機構の統計より)
- 「家事はきちんとしなければならない」は政府の情報発信による刷り込み?
- SNSが創り出す日常の基準が生み出すプレッシャー
- 妻側も自分のやり方通りにやったもらうのではなく、夫を対等なパートナーとして尊重しながら家事の分担をする覚悟が必要
どうしても家事をきちんとこなせないとにストレスを感じてしまう人もいると思います。
多分それを簡単に変えることはできない。
家事を今まで同様にこなす為には、、、
② 便利家電の購入
③ 夫と分担
このあたりかな、と個人的には思います。
具体的に
活用次第で家事にかける時間がだいぶ短縮できそうです。お家にいない時間帯にも家事をしてくれる。家事代行よりハードルが低めかもしれませんね。
- 家計とのバランスを考える必要あり。
- 家事にかかる時間とそれに伴うストレスを考えると、アリな選択肢。
- 余った時間は子供と遊んだり、一息つく時間に。
- ママの心のゆとりは、子供にも伝わる。
- 怒らなくて良いことで怒ってしまうことも減る。
必要経費だと思います。
お互いが得意分野な家事をして、一人が負担を担ってしまうことを防ぐ。パパもママもお互いの大変さを理解できる。
- 分担ってけっこう問題発生率が高そう。
- そもそも女性と男性は脳の作りが違う。
- 女性からしたら「え!?」ってなることが多々あると思う。
- 一歩間違えるとストレス倍増になりかねない。
性の違いはどうにもならない。そんなのわかっちゃいるけど、、、。
そんな私に、人生の先輩がそっと渡してくれた本がこちら。
「夫のトリセツ」
読みながらプッと思わず吹き出してしまいました。
なんか、もう、苛ついていることに何の意味もない。
夫がちょっと可愛くすら思えてきました。
もちろんこれを読んだからといって、すぐに夫の意味不明な言動に
理解を示せるというわけではないのですが
こんなにも違いがあるんだということを知れたのは、本当に良かった。
例えばこんな事が書いてありました。
- 夫は妻の話がモスキート音に聞こえる男は女が共感で生きていることを知らない
- 「夫は気が利かない」は濡れ衣
- 男性脳はゴール指向
妻が家事育児でストレスを抱えてしまう原因のひとつに 、夫が少なからず絡んでいると思います。
一緒に生活しているのですから。
家事の分担に限らず、一緒に生活していく上で話し合ったり相談したりコミュニケーションは必須です。
でも、この本にも書いてあるように、夫と妻には脳における決定的な違いがある。
ここを抜きにして円満な家事分担は難しいし、長い長い道のりになるだろうと思いました。
コンスタントに読んでみると良さそうです。思い出すためにも。
あ!そうか。3分経っても方向性の見えない話はモスキート音に聞こえちゃうんだった!
って。。。(笑)
因みに、先に出版された「妻のトリセツ」は男性から高評価だったそう。
旦那様が気が付きそうな場所にそっと置いておくのも手かもしれません。
やりたいことの見つけ方
さて、
家事育児に追われていると置き去りにしてしまいがちなのが、自分自身のこと。
私は個人的にここが一番重要なところだと感じています。
当たり前に後回しにしてきましたし、そうしないと回らなかったのも事実です。
でも、本当にそうかと聞かれると。。。
そうなんですよね。
私の場合ですが、もっと周りを頼っても良かったかも。もっと自分の思いを優先しても良かったかも。なんて今更ながらに思います。
私が全部やらなくても、もしかしたらそれなりに どうにかなっていたかもしれない。
ママが自分のやりたいことをちゃんとやれていたり、ストレスをためていないことの方が
家族は幸せなのかもしれません。
私は、自分が何に対してストレスを感じているのか
何がしたくて何がしたくないのか
色々よく分かっていなかったように思います。
なんせ余裕がありませんでしたから。
でも、可能な範囲でよいので
自分に目を向けて考える。 頭と心を整理する。
その時間を作る。
すごい価値のあることかも!って思っています。
これからご紹介する本には、私が長年モヤモヤしてきた原因が的確にかつ明確に書かれており
ここがクリアになっていくことでほとんどのことが最短で解決へ向かっていくような気がしました。
せっかちな私にはありがたい一冊でした。
印象的だった部分をいくつか紹介します。
- 自分を変える努力から自分を活かす努力へ
- 「やるべきこと」がやりたいこと探しの妨げになる
- 無理やり自分を押し殺して「人のために頑張るんだ」は自己犠牲
- やりたいことをやっていくと、それが結果的に「人のため」になっている
最初は、仕事向けのかな?と思ったのですが、どんなことにでも当てはまる。
自分のことを二の次にして家事を頑張るママたちが、苦しくなってしまうのもやはり納得。
「自己理解」の必要性。
どんな状況でもどんな環境でも、自分を理解していると対処の仕方がわかる。
いつでも方向を修正していける。
そして
自分を尊重していくことの大切さを改めて考えさせられた一冊でした。
母だってやりたいことをやっていい。
できないことを無理にやらなくていい。
母親が笑顔でいることが、子供にとって 家族にとって何よりなことですから。
そしてまたそんな家族に囲まれて、母親自身も幸せを感じることができる。笑顔でいられる。
子育てに正解がないのと同じように、家事にも正解はない。
家族の幸せを願うママ達が、笑顔で家事ができますように。
今回はこの辺で!
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